ブラック企業の診断ポイントを把握し、
入ってはいけない会社の特徴がわかる記事が
Yahooニュースで紹介されていました。
方法1.有価証券報告書
労働組合があるかは有価証券報告書でわかる。
これは金融庁が設けているEDINET のサイトから書類検索を用いて無料で確認できる。
日本型雇用は1950年代の労使紛争を経て形成されたもの。
ITや外食、介護といった新しい産業は労働組合がなかったり、
あっても御用組合だったりすることも少なくない。
方法2.就職ナビだけに採用情報を頼らない
就職ナビの採用情報は広告。
少人数しか採用しない協同組合や
研究機関などの採用情報は流れない。
数名の新卒採用を行いたい企業はハローワークや
大学のキャリアセンター(就職部)に求人情報を流すので、
ここもチェックしてみる。ハローワークは失業者のものだけではないし、
職員からアドバイスも聞ける。
方法3.ネット検索 信頼性の高い記事、データベースを活用
「企業名+ブラック」検索で情報は集まるが、掲示板やブログの信頼性は低い。
新聞や雑誌記事データベースで、「企業名+労災」「企業名+判決」と検索してみる。
ビジネス雑誌でトップの考えや人事担当者向け専門誌「労政時報」でまともな企業の
人材育成事例を学ぶのもブラック企業を見分ける目を養う。
方法4.OB・OG訪問
就職希望先で働いている知人、先輩に話を聞くときは、
職場の雰囲気、働きがいなど抽象的なことだけでなく、労働時間や離職率、
残業代など具体的な労働条件も聞いてみよう。
SNSが発達し、企業の内情を発言したことが拡散してトラブルが起きた例もある。
相手の立場に配慮し、仕入れた情報は外部に漏らさないこと。
業界別!大卒者の3年以内離職率
順位 | 業界分類 | 離職率 |
---|---|---|
1 | 宿泊業、飲食サービス業 | 51.0% |
2 | 教育、学習支援 | 48.9% |
3 | 生活関連サービス業、娯楽業 | 45.4% |
4 | 不動産業、物品賃貸業 | 39.6% |
5 | 医療、福祉/小売業 | 37.7% |
※出所:厚生労働省「新規学卒者の産業別離職状況」より、
平成22年3月卒業者の3年目離職率。